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【報告】
有珠山噴火に伴う災害時の看護ニーズの調査報告
Needs for Care During a Disaster of USUZAN Eruption
井伊 久美子
1
Kumiko Ii
1
1兵庫県立看護大学
pp.46-54
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200378
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はじめに
2000年3月31日午後、有珠山が噴火した。噴火3日前に火山噴火余地連絡会が緊急火山情報を出し、避難対象地区の住民は全員、噴火前に避難でき、幸いにも死傷者はゼロであった。しかし、噴火活動の終息には相当の時間を要し、一万数千人の住民は不自由な避難生活を強いられた。災害看護学会ネットワーク活動では、このような予防的な避難の場合の、多くの人々の生活が脅かされている状況での看護ニーズについて調査するため初動活動を実施した。また終息宣言があった後のフォロー調査を実施した。調査期間は初動調査は2000年4月13日から17日の5日間であり、フォロー調査は8月3日4日の2日間である。また調査者は、初動調査は臼井千津(神戸市看護大学)、井伊久美子(兵庫県立看護大学)であり、フォロー調査は井伊久美子(兵庫県立看護大学)である。
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