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【緊急レポート】
三宅島噴火・地震初動及びフォロー調査
A Report of An Initial Assessment of Volcanic Disaster in Miyake Island
井伊 久美子
1
Kumiko Ii
1
1兵庫県立看護大学
pp.64-65
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200394
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平成12年6月26日より三宅島火山噴火活動が始まり、島内住民約1800人に避難勧告が出されたが、噴火活動は4日間で終息し、安全宣言が出された。初動調査としては、8月5日に三宅島に入り、三宅保健所の方に避難時の様子などを伺った。その時点では地震は継続しているものの噴火自体はおさまっており、噴火時の降灰及び泥流被害と撤去対策に力点が置かれていた。しかし、その後も噴煙による降灰は続き、8月18日には最大規模の噴煙噴石があり、8月29日に火砕流が発生し、9月1日に全島民避難指示が出された。9月4日には避難は完了したが、9月15日より火山性ガスが増強し、島民の避難生活は長期化している。また、島民の避難先は東京都だけではなく他府県にも広範囲にわたっている。
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