Japanese
English
【報告】
災害看護報告書のフォーマットの開発
A Format of The Disaster Nursing Report
垣井 良子
1
,
三浦 智美
2
,
西村 優子
3
,
畑下 珠世
4
,
増子 ひさ江
5
Ryoko Kakii
1
,
Tomomi Miura
2
,
Yuko Nishimura
3
,
Tamayo Hatakeshita
4
,
Hisae Mashiko
5
1三原赤十字病院
2静岡赤十字病院
3山田赤十字看護専門学校
4日本赤十字社和歌山医療センター
5日本赤十字社幹部看護師研修センター
キーワード:
災害看護報告書
,
災害看護
,
災害救護
,
A report of the disaster nursing
,
disaster nursing
,
disaster aid
Keyword:
災害看護報告書
,
災害看護
,
災害救護
,
A report of the disaster nursing
,
disaster nursing
,
disaster aid
pp.39-52
発行日 2005年3月30日
Published Date 2005/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200248
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I.はじめに
日本赤十字社は、災害救護に関する重要な使命を担い、時代の推移に即応した救護体制の整備と充実に努め、より迅速にかつ効果的に災害救護が実施できるよう取り組んでいる。
国内救護活動の目的l)は、①一刻も早い処置が必要な被災者に対して、被災現場において応急処置をすること、②被災により機能を失った地元一帯の医療機関に代わり、その医療の空白を埋めること、③避難所などへの巡回診療をおこなうことにより、避難者への精神的支えになることである。これらの具体的な活動は、編成された救護班の救護班要員が、それぞれの役割を遂行している。
実際の災害現場での看護実践の中から得られた知識を体系的に情報収集し、その情報を蓄積して検討することは、日本赤十字社における災害看護の発展に繋がる。更には、他の援助団体とのネットワークを構築することにより、災害看護全般の発展にも繋がると考える。日本赤十字社の全国に広がるネットワークを活かし、今後の活動に繋げる一つの方策として、統一された規定の報告書が必要と考え、「災害看護報告書」の作成に取り組んだので報告する。
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