Japanese
English
【報告】
重症心身障害者の避難訓練ならびに高齢者・聴覚障害者のための災害発生後の災害看護支援についての検討報告
Sheltering Training of the Serious Disabled and Examination of Nursing Aid for Old and the Auditory Defectives in a Disaster
山崎 達枝
1
Tatsue Yamazaki
1
1東京都立広尾病院
キーワード:
災害看護
,
災害弱者
,
コミュニティ
,
障害者
,
disaster nursing
,
the weakness against disaster
,
community
,
the disabled
Keyword:
災害看護
,
災害弱者
,
コミュニティ
,
障害者
,
disaster nursing
,
the weakness against disaster
,
community
,
the disabled
pp.39-45
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200281
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はじめに
災害弱者というと一般的にはC(children:子供)W(women:女性)A(aged:高齢者)P(patients:病人)と考えられている。このうち高齢者や慢性透析患者に対する緊急透析については、阪神淡路大震災以後多くの調査研究が行われ、災害マニュアルにもその対応が取り込まれるようになった。しかし、視覚・聴覚障害者、肢体不自由者、知的障害者などに対する災害時の支援については、いまだに十分な議論がなされているとはいい難い。
災害看護教育・研修体系はまだ整っていない現在、私達看護婦は災害発生時に災害弱者以外の障害者を持つ人にも目を向けているだろうか、災害発生時個々に応じた適切な支援を行うことができるだろうか。病院内・地域内・在宅、それぞれのヶアを行う際にも看護婦として知らないことが多いのではないか、適切な策を講じているだろうか。
そこで今回のワークショップでは3人の異なった立場の方々から以下の話題提供をもとに、障害者に対する平時からの防災の取り組みの重要性、実際に災害が発生した場合にどのように対応すべきか等について、看護婦としての役割・課題に付いて考えてみたい。
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