日本看護科学学会研究活動委員会調査報告
看護研究活動推進における情報交換と研究ネットワークの必要性
河口 てる子
,
村嶋 幸代
,
川村 佐和子
,
橘 雅子
,
本田 彰子
,
堀内 成子
,
川島 みどり
pp.53-58
発行日 1994年6月30日
Published Date 1994/6/30
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Ⅰ.はじめに
現在の看護界では,個々に研究や実践が豊富にはなってきたものの,それらが必ずしも有効に活用されているとは言えず,また研究の有効利用のための情報の共有化やデータベース化もはかられてはいないと思われる。平成5年より活動を開始した本研究活動委員会は,上記の看護界の状況や日本看護科学学会会員数が1,400名(平成6年4月現在は1,588)を越えたこと,また看護大学の新設に伴い多数の研究者が地方に移動する状況から,研究者間の情報交換や研究ネットワークの必要性を痛感していた。そのため新しい研究活動委員会の1年目は,まず会員の意向と主体的な参加を模索することが必要だと判断し,質問紙による実態調査を実施することとした。それに基づき現在,および将来の看護研究についての会員の関心や,進行中のテーマについて知るとともに,また本委員会の活動について,方向性を決定しようということになった。
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