日本看護診断学会第15回学術大会報告 アセスメント能力を高める看護診断
【招聘講演】
アセスメントとロイ適応モデル
伊東 美佐江
2
Sister Callista Roy
1
1米国ボストンカレッジ大学院看護学部
2川崎医療福祉大学
1Boston College, William F. Connell School of Nursing
キーワード:
ロイ適応モデル
,
アセスメント
,
看護過程
Keyword:
ロイ適応モデル
,
アセスメント
,
看護過程
pp.35-41
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100310
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2009年6月に日本の福岡市で行われた第15回日本看護診断学会学術大会のテーマは,「アセスメント能力を高める看護診断」であり,招聘講演では,このテーマに向けて,看護実践におけるロイ適応モデルの視点からアセスメントについてお話いただきました.
理論家シスター・カリスタ・ロイは,看護アセスメントは看護診断への架け橋であるとみなしています.この講演録では,シスター・ロイは,4つの観点からアセスメントを概観しています.すなわち,①4つの適応様式における行動,②行動に影響を与える刺激,③コーピング能力の有効性,④適応の3つのレベル―統合,代償,障害を紹介しています.
そして最後に,実践,教育,研究において,このアセスメントのアプローチの示唆を概観しています.
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