日本看護診断学会第15回学術大会報告 アセスメント能力を高める看護診断
【会長講演】
看護診断の基礎となるアセスメント能力
山勢 博彰
1
Yamase Hiroaki
1
1山口大学大学院医学系研究科臨床看護学講座
1Yamaguchi University Graduate School of Medicine
キーワード:
アセスメント
,
看護診断
,
クリティカルシンキング
,
看護モデル
Keyword:
アセスメント
,
看護診断
,
クリティカルシンキング
,
看護モデル
pp.31-34
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100309
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看護過程において,情報収集しアセスメントをすることは,対象の健康問題をとらえ,看護診断を導くステップとして重要な位置づけにある.アセスメントと診断は,密接に関連しており,アセスメントが不十分で不正確であったら,誤った診断をしてしまうことになる.適切なアセスメントのためには,クリティカルシンキングを身につけることが重要で,クリティカルシンキングをもとにした思考によって適切な看護診断を導くことが可能となる.臨床での実際のアセスメントでは,さまざまなモデルを使用することになる.モデルを使いこなすためには,医学,看護の基本的知識を身につけることはもちろん,モデルのもつ理論や背景をよく知ることが重要である.こうしたモデルを使いながら,個々のアセスメント能力を磨いて実践に活用する必要がある.
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