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特集 研修医と糖尿病療養指導士のための実力養成講座―なにを,どう教えるか
糖尿病療養指導士の実力養成講座
上手な看護記録の書き方
Writing of good nurse's record
佐藤 エキ子
1
,
渡邊 千登世
2
1聖路加国際病院看護部
2聖路加国際病院看護管理室/医療情報システム室
キーワード:
看護記録
,
看護過程
,
個人情報
,
OECD 8原則
,
診療情報の提供
,
情報共有
Keyword:
看護記録
,
看護過程
,
個人情報
,
OECD 8原則
,
診療情報の提供
,
情報共有
pp.899-903
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100049
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看護記録は施設および看護部の理念を反映したものである.また,看護実践の一連の過程を記録することによって,医療チームメンバーとの情報の共有を容易にし,より効率的な問題解決へと導くことが可能である.そのためには,看護記録の構成要素と様式を整えておくことが重要である.
看護記録の必須事項は
看護職者が記録する内容に関して,法的に必須事項を規定しているものは,1948(昭和23)年に制定された保健師助産師看護師法における助産録だけである.その後1984年,日本看護協会の看護体制検討委員会が看護記録について以下のように定義している.「看護記録とは看護過程の実施を証明するもの」とあり,また,1995年に看護業務の基準に関する報告書の中では「看護実践の一連の過程を記録したもの」と示されている.
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