Japanese
English
【実践報告】
「ゴードンの健康機能パターン」をアセスメントツールとして導入後の実習記録の分析
An Analysis of Clinical Experience Records of Nursing Students after Introducing Functional Health Pattern by Gordon for Assessment
具志堅 美智子
1
,
垣花 シゲ
1
Michiko Gushiken
1
,
Shige Kakinohana
1
1琉球大学医学部保健学科
1School of Health Sciences, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
キーワード:
看護診断
,
基礎看護学領域
,
実習記録
,
健康機能パターン
,
アセスメント
Keyword:
看護診断
,
基礎看護学領域
,
実習記録
,
健康機能パターン
,
アセスメント
pp.5-12
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100306
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基礎看護学領域の臨床看護実習に,「ゴードンの健康機能パターン」を看護診断アセスメントツールとして導入し,導入前後2年間の実習記録を比較した.導入後は患者情報量の増加から看護診断がしやすくなり,診断指標や看護診断ラベル数の増加,診断領域の広がりがみられた.11の健康機能別では,「認知-知覚」「栄養-代謝」「自己知覚-自己概念」からの診断ラベルが増えていた.一方,「排泄」「性-生殖」「価値-信念」は導入前後とも診断ラベルはなかった.使用頻度の高い診断ラベルは「セルフケアの不足」であった.「ゴードンの健康機能パターン」は看護診断を導くアセスメントツールとして有効であること,看護診断の教育は段階化が必要であることが示唆された.
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