Japanese
English
報告
臨床実習前の事例学習(第1報)—白血病児の事例学習における看護アセスメント傾向
Case Studies before Clinical Practice(First report): An Analysis of Students' Nursing Assessments in Infant Leukemia Case Learnin
石黒 彩子
1
,
杉浦 太一
2
,
塩見 美幸
3
,
三浦 清世美
1
,
浅野 みどり
1
Ayako Ishiguro
1
,
Taichi Sugiura
2
,
Miyuki Shiomi
3
,
Kiyomi Miura
1
,
Midori Asano
1
1名古屋大学医学部保健学科
2藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科
3元・名古屋大学医学部付属病院
1Nagoya University School of Health Sciences
2Fujita Health University School of Health Science
3Formerly of Nagoya University Hospital
キーワード:
アセスメント
,
看護診断
,
事例学習
,
Assessment
,
Nursing Diagnosis
,
Case Learning
Keyword:
アセスメント
,
看護診断
,
事例学習
,
Assessment
,
Nursing Diagnosis
,
Case Learning
pp.35-42
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200150
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Ⅰ.緒言
N医療技術短期大学部看護学科では、集中講義、特別講義、特論(卒論に相当)以外は1・2年次で講義を終了し、3年次に臨地実習を集中的に行う教育課程をとってきた。1994年度は2年次の臨床看護総論で、NANDA(North American Nursing Diagnosis Association)1)の“人間の反応”パターンに基づく看護診断についての講義を6時間行い、1995年度からはこの講義を30時間に変更した。我々は、1994年度の小児病棟実習における先天性股関節脱臼患児の受持記録を分析した結果、3年生の診断概念理解や情報収集量および診断根拠の検討が不足している傾向を報告した2)。これを受けて、各論の講義においても看護過程の系統的な教育が必要であると考え、小児の特徴をふまえた看護診断の事例展開を2年次小児臨床看護の講義で解説するようにした。講義終了時に、白血病幼児の事例提示によるレポート課題を課して臨床実習への導入をはかった。第1報では、提出されたレポート内容の分析から学生のアセスメントと看護診断の傾向について報告する。
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