日本看護診断学会第11回学術大会報告 定着させようNANDA看護診断
【ワークショップ】
5.透析看護における看護の専門性―看護診断の確認と活用
江川 隆子
1,2
Takako Egawa
1,2
1京都大学医学部保健学科
2日本看護診断学会
1School of Health Sciences, Faculty of Medicine, Kyoto University
pp.142-143
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100232
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看護の専門性とその証拠となる看護ケア(看護治療を含む)が問われる時代になった.看護協会および看護学会,大学協議会では,時代に即した専門看護師の養成とその教育に力を入れている.看護診断は,こうした動きのなかで,さらにその中軸を担うものとして脚光を浴びると信じている.それは,看護ケア,特に看護治療は,看護診断があって初めて発展するものであるからである.
実際,認定を受けた看護師や専門看護師が年々増えている.この人たちの看護の専門性を確立し,高めるためには,それぞれの看護が専門とする看護領域における知識体系の確立が不可欠である.現実的には,その看護領域における看護診断の抽出とその周辺理論の構築,診断に対する看護治療(または看護ケア)の構築が重要になる.
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