日本看護診断学会第11回学術大会報告 定着させようNANDA看護診断
【ワークショップ】
4.看護診断研究の継続―学会発表から論文作成まで
小笠原 知枝
1
,
岡崎 寿美子
2
,
渡邊 順子
3
,
古橋 洋子
4
,
猪俣 克子
2
,
本田 育美
5
,
長谷川 智子
6
Chie Ogasawara
1
,
Sumiko Okazaki
2
,
Yoriko Watanabe
3
,
Yoko Furuhashi
4
,
Katuko Inomata
2
,
Ikumi Honda
5
,
Tomoko Hasegawa
6
1大阪大学大学院医学系研究科
2北里大学看護学部
3聖隷クリストファー大学看護学部
4前埼玉医科大学短期大学
5三重大学医学部
6福井大学医学部
1Graduate School of Medicine, Osaka University
2Kitasato University School of Nursing
3Department of Nursing, Seirei Christopher College
4Former Junior College of Nursing, Saitama Medical Universuty
5Faculty of Medicine, Mie University
6Faculty of Medical Sciences, University of Fukui
pp.140-141
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100231
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- 文献概要
看護診断学会が設立されてから11年目を迎えた.現在,会員数は1,367名で,学術学会として十分な規模・条件を備えている.そして毎年,NANDAに所属する海外の著名な研究者による招聘講演が行われている.これは会員にとって,看護診断に関する新しい知識を学ぶ貴重な研修の場になっている.
しかし,問題もないではない.特に重視しなければならないのは,本学会誌への論文投稿者が非常に少ないことである.過去5年間の論文数をNANDAジャーナルと日本看護診断学会誌で比較すると,米国85件に対して日本は10件であるということを渡邊が報告している.学術学会である以上,研究を進めて新しい知見を報告し,看護の実践に地道に貢献しなければ,その存在意義を高めていくことはできない.
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