日本看護診断学会第11回学術大会報告 定着させようNANDA看護診断
【ワークショップ】
3.クリティカルケア・周手術期看護ケアと看護診断―看護診断-看護成果-看護介入のリンケージの検討
藤村 龍子
1
,
小島 善和
1
,
佐藤 正美
1
,
高橋 奈津子
1
,
佐藤 幹代
1
,
長瀬 雅子
1
,
中嶋 智子
1
,
石井 まり子
1
Ryuko Fujimura
1
,
Yoshikazu Kojima
1
,
Masami Sato
1
,
Natsuko Takahasi
1
,
Mikiyo Sato
1
,
Masako Nagase
1
,
Tomoko Nakajima
1
,
Mariko Ishii
1
1東海大学クリティカル研究会
1Tokai University
pp.138-139
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100230
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- 文献概要
クリティカルケアが必要な人や周手術期患者は,なんらかの要因によって身体侵襲や重要臓器の生体機能が障害を受け,生命の危険な状態になっている.そのために,身体の苦痛反応とともに予後に対する脅威によって強度の不安や恐怖を体験している.
「クリティカルケア領域における看護診断をめぐる課題」については,日本看護診断学会研究推進委員会報告においても発表している〔日本看護診断学会誌, Vol.7, No.1, 2002〕.クリティカル領域のエキスパートで構成したフォーカスグループによって,頻度の高い看護診断として,①非効果的気道浄化,②非効果的呼吸パターン,③ガス交換の障害,④皮膚統合性の障害,⑤口腔粘膜の統合性の障害,⑥活動耐性低下,⑦不安,⑧疼痛,⑨感染のリスク状態,⑩心拍出量の低下,⑪睡眠パターン混乱,⑫急性混乱/せん妄,⑬言語コミュニケーション障害,⑭セルフケア不足などが検討された.
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