日本看護診断学会第7回学術大会報告 21世紀―看護診断・介入・成果の実証
【交流セッション】
A.クリティカルケアと看護診断
藤村 龍子
1
,
松田 美紀子
2
,
雄西 智恵美
1
,
江川 幸二
1
,
早野 智子
3
,
東 利江
3
,
石井 まり子
3
Ryuko Fujimura
1
,
Mikiko Matsuda
2
,
Chiemi Onishi
1
,
Kouji Egawa
1
,
Tomoko Hayano
3
,
Toshie Azuma
3
,
Mariko Ishii
3
1東海大学
2慶應義塾大学病院
3東海大学大学院健康科学研究科
1Tokai University
2Keio University Hospital
3Graduate School of Health Sciences, Tokai University
pp.73-75
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100115
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- 文献概要
はじめに
クリティカルケアが必要な人は,なんらかの要因によって身体の組織・臓器に障害をきたしている.また,自分の存在が脅威にさらされ,強度の不安や恐怖を体験している.多くは呼吸・循環・代謝障害や意識障害を伴っているために,自己防御機能も低下している.同様に,患者家族のケアニーズも高い状況にある.ここでは,速効性と,正確な病態診断・看護診断に基づいた治療や看護介入が求められる.
これまで,クリティカルケア領域の看護診断用語の開発には,医学的病態診断用語が多く使用され,困難な障壁があった.
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