日本看護診断学会第9回学術大会報告 看護診断―看護の共通用語確立への貢献
【日本看護診断学会研究推進委員会報告】
看護診断と標準看護計画とのリンケージを可能にするシステム
青木 康子
,
岩井 郁子
,
江本 愛子
,
大島 弓子
,
上鶴 重美
,
古橋 洋子
,
松田 美紀子
Yasuko Aoki
,
Ikuko Iwai
,
Aiko Emoto
,
Yumiko Ohshima
,
Shigemi Kamitsuru
,
Yoko Furuhashi
,
Mikiko Matsuda
pp.64
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100173
- 有料閲覧
- 文献概要
電子カルテで看護データを蓄積しそのデータを活用していく前提として,共通用語のもつ意義は大きい.看護共通用語の1つである看護診断の研究的取り組みを活性化するために,研究推進委員会では昨年に引き続き交流セッションを開催した.今回,参加者各自には看護診断に関する具体的な研究課題を持ち帰ってもらうことを目標とした.先行調査で使用頻度が高いことが明らかになった「不安」と「急性疼痛」に焦点を当て,各施設の標準看護計画を題材として,看護用語の共通化とそれに向けた研究的取り組みについて話し合った.
セッション導入のプレゼンテーション「標準用語の現状と取り組みについて」(上鶴委員)に続き,事前に準備と登録をした36名(会員15名,非会員21名)が,「不安」の看護診断に関心をもつ3グループと「急性疼痛」に関心をもつ2グループに分かれて90分間のディスカッションを行った.各グループには研究推進委員会のメンバー1~2名がアドバイザーとして加わった.議論を深めるために今回は参加人数を限定したが,当日になって参加を希望する人が多く,120人以上がオブザーバーとして参加した.
Copyright © 2004, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.