日本看護診断学会第11回学術大会報告 定着させようNANDA看護診断
【招聘講演】
1.NANDAインターナショナル:現在と将来の展望
軽部 厚
2
,
榊 由里
2
Martha (Marthy) Craft-Rosenberg
1
1NANDA インターナショナル
2日本医科大学付属病院・高度救命救急センター
pp.60-63
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100210
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
NANDAインターナショナル
NANDAインターナショナルはグローバルな視野と使命をもつ国際的な組織である.その使命は,標準化された看護診断用語の評価・普及と発展を促進させることである.われわれの展望は,すべての人々の健康改善を目的に,標準化された看護診断用語を開発・使用するための国際的なリーダーになることにある.
NANDAインターナショナルは看護概念・用語の開発に焦点を当てている唯一のプロフェッショナルな組織である.われわれの新しいパンフレットの表紙には「看護師が行う重要な判断を識別する用語を開発する組織である」と述べられ,そのことをよく示している.そして,われわれの活動は,看護師の判断が個人・家族・コミュニティから得られたデータのアセスメントに基づいているから重要なのである.NANDAインターナショナルの言語は,看護師の徹底したアセスメントを支援するため明確な定義と診断指標(徴候・症状)を示す唯一の言語である.関連因子や危険因子が看護師の判断・診断を手助けするため,さらなる情報を付け加えている.
Copyright © 2006, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.