連載 エッセイ――私が見つけた世界の「食」・2
インターナショナル・ケラズマ会議
金丸 弘美
pp.243
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101163
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2007(平成19)年6月8,9日,ギリシャのクレタ島での「インターナショナル・ケラズマ会議」に招かれて参加した。ケラズマとは,ギリシャ語で「もてなしの料理」という意味。この会議は,ギリシャ政府観光局と貿易局の主催で行なわれたもので,世界15か国のジャーナリストやシェフなどが参加した。
クレタ島の食は「クレタ式ダイエット」とともに長寿食としても知られている。穀物を中心に野菜,ハーブ類,魚類などが多く,肉類はあまり食べない。料理に多く使われる油は,ローカロリーでノンコレステロールといわれるオリーブオイル。乳製品は,チーズ,ヨーグルトなどナチュラルなもの。甘味はハチミツが多く使われる。
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