日本看護診断学会第9回学術大会報告 看護診断―看護の共通用語確立への貢献
【フォーラム】
チーム医療の中の看護診断
菊地 登喜子
1
,
上鶴 重美
2
Tokiko Kikuchi
1
,
Shigemi Kamitsuru
2
1宮城大学
2日本看護協会
1Miyagi University
2Japanese Nursing Association
pp.52
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100169
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チーム医療の目的は,チームを構成しているさまざまな職種がそれぞれの専門性を明確にしつつも各機能を有機的に結びつけ,患者にとっての最良のケアを提供することにある.看護診断はいまだ発展途上にあるものの,看護職の立場からすると,自分たちの守備範囲を示してくれる枠組みであり,標準化された約160の看護診断カテゴリーを使いこなすことの意義は大きい.しかし,チームとして取り組む医療現場において,看護職以外のメンバーが看護診断をどのようにみているのか,率直に意見交換をする機会はほとんどなかった.
今回のフォーラムでは,医師,管理栄養士,助産師,福祉施設の看護師のパネリストにそれぞれの立場からご発言いただき,チーム医療における看護診断の現状や課題について,会場の参加者とともに意見交換を行った.
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