日本看護診断学会第10回学術大会報告 電子カルテ時代の看護診断
【フォーラム】
電子カルテの運用と看護診断-A
菊地 登喜子
1
Tokiko Kikuchi
1
1宮城大学
1Miyagi University
pp.84-85
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100195
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Ⅰ.2つの病院の取り組みの概要
このフォーラムでは,電子カルテの運用と看護診断に関する取り組みの状況として,大阪大学医学部附属病院(以下,大阪)の「看護過程を支援する看護システムの構築―電子カルテ導入に向けて」と,島根県立中央病院(以下,島根)の「電子カルテ・システムの運用と看護過程の展開―情報システムを看護ツールとして活用する」が紹介された.
大阪は,13年前に看護診断を導入し,3年前にオーダリング・システムの一環として看護システムを構築したが,一部,他部門とリンクしていない問題があるため,電子カルテ・システムへの移行を機会に,新たなシステム構築に向けて問題点の整理を行っているなどの説明がなされた.
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