Japanese
English
【事例報告】
小児看護学実習におけるセルフケアレベル診断時の学生のアセスメント傾向
Inclinations in the Assessment of Selfcare Syndrome Diagnosis by Students in Exercise of Pediatric Nursing
市江 和子
1
Kazuko Ichie
1
1日本赤十字愛知短期大学
1Japanese Red Cross Aichi Junior College of Nursing
pp.108-111
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100014
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
はじめに
本学における看護診断の導入目的は,看護過程の1つのステップとして看護診断を起こし,看護過程を強化することにより,看護ケアの質的向上をめざすことである1).看護診断の講義では,主にCarpenitoの『看護診断ハンドブック』2)をもとにして行っている.
筆者が小児看護学実習指導に2年間かかわったなかで,学生が診断名を決定していく過程でセルフケアについて診断するとき,学生には迷いが多いのではないかと感じてきた.学生は,アセスメント段階で適切な情報収集が不足し,情報群の解釈に戸惑っていると思われる.そのため,学生は迷いのなかで診断名をつけているとも考えられる.
そこで,学生がより適切に看護診断を行うため,セルフケアレベルをアセスメントするときに,情報収集と分析・解釈について検討し,看護診断に関する指導方法を考察したので報告する.
Copyright © 1998, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.