特集 血栓・止血の異常を理解する―広くて深い基礎知識
[Chapter 1] 血栓・止血の入り口
出血傾向の鑑別診断
森下 英理子
1
1金沢大学 医薬保健研究域保健学系病態検査学
キーワード:
血小板
,
プロトロンビン時間(PT)
,
活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)
,
フィブリノゲン(Fbg)濃度
,
フィブリノゲン・フィブリン分解産物(FDP)
Keyword:
血小板
,
プロトロンビン時間(PT)
,
活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)
,
フィブリノゲン(Fbg)濃度
,
フィブリノゲン・フィブリン分解産物(FDP)
pp.718-724
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_718
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▪出血傾向は,先天性あるいは後天性の,血管壁の異常,血小板数・機能の異常,凝固系・線溶系の異常により生じる.
▪発症時期,既往歴,家族歴,薬剤の使用歴,合併症などの問診は,診断を行ううえで重要である.
▪スクリーニング検査としては,血算,末梢血塗抹標本,プロトロンビン時間(PT),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT),フィブリノゲン(Fbg)濃度,von Willebrand因子(VWF)活性,FDP,Dダイマーなどを一般的に行う.
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