第9回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【ランチョンセミナー】
1.腎臓リハビリテーション―延命からQOL向上の時代へ
金澤 雅之
1
1東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座内部障害学分野
pp.18-20
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100297
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
Ⅰ.腎臓リハビリテーションとは
1994年ころから提唱されるようになったリハビリテーションの新領域であり,「励まし」,「教育」,「運動」,「仕事」,「評価」を基本原理としている.すなわち,個々の患者の腎臓病や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ,症状を和らげ,社会心理的ならびに職業的な状況を改善させ,生命予後を改善させることなどを目的として,運動療法,食事療法,水分管理,薬物療法,教育,精神・心理的サポートなどを行う,長期間にわたる包括的なプログラムである.
Copyright © 2007, JAPAN ACADEMY OF NEPHROLOGY NURSING. All rights reserved.