第3回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●ミニシンポジウム
病棟における糖尿病の教育・指導の現状と課題から糖尿病教育分野の認定看護師に期待すること
箱石 恵子
1
Keiko Hakoishi
1
1岩手県立中央病院
1Iwate Prefectural Central Hospital
pp.59-62
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
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はじめに
糖尿病の看護において,看護婦が主体的に教育・指導を行うことが質の高いケアを提供するために必要である.糖尿病患者は日常生活を送るうえでの自己管理が重要なため,医学的知識の指導だけでなく,知識を行動に移し,維持していくための指導とサポートが必要である.そのためには患者の生活状況を把握し,治療をどのように実施していくかを患者とともに考えていくことが必要となり,看護婦の役割に期待されるところが大きいと思われる.
ここでは,現在内科病棟で糖尿病患者の教育・指導を行っている立場から,当院の現状と課題を踏まえ,糖尿病教育分野の認定看護師の誕生のために日常の看護をどのように進めたらよいか,また認定看護師教育に期待する内容について考えてみたい.
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