特集 教員のための看護診断入門
臨床の現状と臨床から教育への期待
菊地 登喜子
1
1東北公済病院看護部
pp.673-676
発行日 1994年9月25日
Published Date 1994/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900914
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はじめに
臨床における看護診断の現状と,看護学生や新卒ナースを受け入れる臨床側から教育に期待したいことについて,目下,臨床で看護診断の活用に努めている立場で,いくつか述べようと思う.
ところで,当院は,長年にわたってPOS(Problem Oriented System)方式を採用してきた道程で,看護診断を導入して今年で3年目になる.現在,新しい建物を建築中で,新病院完成に向けて,診療チャートの書式等も全面的に見直すことになっており,看護部においても,POSと看護診断を組み込んだデータベースの構築を目指して書式の改定に取りかかっているところである.
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