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日本看護倫理学会第2回年次大会 シンポジウム
実践/研究/教育の協働と看護倫理の発展/実践・研究・教育の協働と看護倫理の発展―終末期ケアの視点から/臨床おける看護倫理―医療倫理問題検討委員会の視点から/実践・研究・教育における協働モデルの提案―地域看護職への倫理教育に関する研究を通して/医療機関における倫理審査の視点から
Developing Japanese nursing ethics through collaboration between academic and clinical nursing
片田 範子
1
,
田村 恵子
2
,
山内 はるみ
3
,
麻原 きよみ
4
,
高田 早苗
5
1兵庫県立大学看護学部
2淀川キリスト教病院看護部ホスピス
3聖隷浜松病院
4聖路加看護大学
5京都橘大学看護学部
pp.63-76
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
看護倫理の発展を目指す上で、実践/研究/教育の協働は不可欠なものであろうという前提から始まり、実践の質の向上を支える看護倫理のあり方についてのシンポジウムが行われた。司会をさせていただき、それぞれの方の発表や質疑応答から学んだことを、概説として述べる。
看護を行う支柱となる信念として、看護倫理が存在する。看護者としての倫理観は一日でできあがるものではなく、人として一人の人と向き合う、そしてその方の周りに一緒に存在する人々がいることに気づき、それでもその個人を支援するための信念を貫くことができるようになるには、学問をした人の磨きから生まれるものであろう。終末期という場に存在し、人の経験に沿う体験には看護師としての苦悩がある。苦悩を苦悩として受け止めて進む力を看護実践の経験が育み、研究が探求し、教育としてそれを経験に結びつけることの重要性があることを示していただいた。
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