Japanese
English
◆研究と報告
頸髄損傷者用起立補助器(Standing Aid)の家庭での有用性について
The Usefulness of a Home Standing Aid for Cervical Cord Injuries
木村 利和
1
,
上田 利和
1
,
亀甲 雅美
1
,
野村 和代
1
,
松尾 清美
1
Toshikazu Kimura
1
,
Toshikazu Ueda
1
,
Masami Kamekou
1
,
Kazuyo Nomura
1
,
Kiyomi Matsuo
1
1労働福祉事業団総合せき損センター
1Spinal Injuries Center
キーワード:
頸髄損傷者
,
立位保持
,
起立補助器
Keyword:
頸髄損傷者
,
立位保持
,
起立補助器
pp.211-217
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:自力での立位保持が不可能な頸髄損傷者が,家庭復帰後も全身的効果を目的として規則的な立位保持の継続を希望した場合,これまで当センターでは,木製で一人立ち用の起立台を採寸し,業者に製作を依頼していた.しかし,起立台では立位に際し介助者の負担が大きく,家庭では殆ど実施されていないのが実状であった.そこで,当センター医用工学研究所で開発したStanding Aidをリハビリテーション診療科で試用し,共同で改善を加え実用化した.現在まで16機のStanding Aidを製作している.女性の介助者一人で簡単に立位をとらせられる機構になっており,家庭に於いても規則的に使用されているので,全身的効果の維持に有効であると考える.
Copyright © 1994, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.