Japanese
English
◆報告
頸髄損傷者(運動麻痺—完全型)に於ける座薬挿入器を使った排便動作の自立
Device for Self-management of Evacuation in Cervical Spinal Cord Injuries
木村 利和
1
,
広重 靖
1
,
上田 利一
1
,
小川 修
1
,
松尾 清美
1
Toshikazu Kimura
1
,
Yasushi Hiroshige
1
,
Toshikazu Ueda
1
,
Osamu Ogawa
1
,
Kiyomi Matsuo
1
1労働福祉事業団 総合せき損センター
1Spinal Injuries Center
キーワード:
頸髄損傷者
,
排便
,
座薬
Keyword:
頸髄損傷者
,
排便
,
座薬
pp.40-47
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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要旨:頸髄損傷者が排便動作を自立し,排便コントロールを自分で調整できるようになるか否かは,頸髄損傷者の社会復帰の可能性を示唆する重要な鍵の一つであり,頸髄損傷者に与える精神的効果も大きい.当センターでは,昭和58年より頸髄損傷者の排便動作の自立を目的として,座薬挿入器や頸髄損傷者用トイレを製作し,リハ訓練の一環として排便訓練を取り入れてきており,現在までにC6BⅡ〜C8Bレベル(Zancolliの分類法を使用する際のせき損センターに於ける判断基準)の頸髄損傷者の排便動作の自立度を高めることに成功している.今後さらに,C6A〜C6BⅠレベルの頸髄損傷者が排便動作を自立できる様な訓練方法を探っていく予定である.
Copyright © 1991, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.