Japanese
English
◆研究と報告
頚髄損傷者(運動麻痺—完全型)1例における自動車運転免許取得を目的とした自助具の作製
The enabling device to obtain a driver's license for people with complete cervical cord injuries
木村 利和
1
,
上田 利和
1
,
亀甲 雅美
1
,
野村 和代
1
,
松尾 清美
1
Toshikazu Kimura
1
,
Toshikazu Ueda
1
,
Masami Kamekou
1
,
Kazuyo Nomura
1
,
Kiyomi Matsuo
1
1労働福祉事業団総合せき損センター
1Spinal Injuries Center
キーワード:
頚髄損傷者
,
自動車運転免許
,
自助具の作製
Keyword:
頚髄損傷者
,
自動車運転免許
,
自助具の作製
pp.215-221
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:頚髄損傷者(運動麻痺—完全型)にとって自動車を運転出来れば,社会参加の可能性が拡がる.当センターでは頚髄損傷者が運転免許取得を希望した場合,残存機能や阻害因子を考慮し可能性の有無を見極めた上で,免許取得に向けて訓練を開始する.福岡県の運転免許試験場では,移乗と車いすの積み込みを含めて5分以内で行うことを目安としている.そこで,頚髄損傷者の機能の不足を補う目的で種々の自助具を作製し,マンツーマンで根気よく訓練を実施する.当センターが開設して現在までで左右共C6BⅡレベルは10名が免許を取得している1).今回は,免許取得の目的で作製した種々の自助具について報告する.
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