Japanese
English
特集 モチベーション&アドヒアランスの向上
2 脳卒中患者のリハビリテーション治療に対するモチベーション
Motivation for Rehabilitation in Patients with Stroke
大高 洋平
1
,
吉田 太樹
2
,
小宅 一彰
3
,
田中 悟志
4
,
大須 理英子
5
Yohei Otaka
1
,
Taiki Yoshida
2
,
Kazuaki Oyake
3
,
Satoshi Tanaka
4
,
Rieko Osu
5
1藤田医科大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
2藤田医科大学保健衛生学部リハビリテーション学科
3信州大学医学部保健学科理学療法学専攻
4浜松医科大学医学部医学科総合人間科学講座(心理学)
5早稲田大学人間科学学術院
キーワード:
動機づけ
,
心理的サポート
,
環境因子
,
訓練
,
脳血管障害
Keyword:
動機づけ
,
心理的サポート
,
環境因子
,
訓練
,
脳血管障害
pp.260-264
発行日 2022年3月18日
Published Date 2022/3/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 脳卒中患者のリハビリテーション治療過程では,患者の能動的参加が必要であり,モチベーションの高低が影響すると考えられる.モチベーションは,患者特性による固定的なものではなく状況依存的であり,患者を取り巻くさまざまな要因によって左右される.それらの要因について把握することで,モチベーションへの介入を行える可能性がある.また,訓練場面においても多様な動機づけの方略があり,それらを体系化しつつ実臨床で用いることが必要である.一方,モチベーションの高低と患者の行動は一致しないことがある.そのため,モチベーションへの介入のみならず,行動変容への具体的方策を同時に考えることが重要である.
Copyright © 2022, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.