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特集 急性期の重症呼吸不全に対するリハビリテーション治療アップデート
4 周術期の呼吸器リハビリテーション治療
Perioperative Respiratory Rehabilitation Therapies
笠井 史人
1
,
松崎 文香
1
,
保坂 雄太郎
1
,
杉山 みづき
1
,
杉山 智子
1
,
飯島 伸介
1
Fumihito Kasai
1
,
Fumika Matsuzaki
1
,
Yutaro Hosaka
1
,
Mizuki Sugiyama
1
,
Tomoko Sugiyama
1
,
Shinsuke Iijima
1
1昭和大学病院リハビリテーション科
キーワード:
周術期
,
プレハビリテーション
,
術後肺合併症
,
術後肺機能低下
,
自己排痰法
Keyword:
周術期
,
プレハビリテーション
,
術後肺合併症
,
術後肺機能低下
,
自己排痰法
pp.369-375
発行日 2021年4月18日
Published Date 2021/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 周術期の呼吸器リハビリテーション治療について,現状の医療情勢から理論と実践方法,キーポイントまで述べた.術前の生活指導や食事療法・心理療法を術前の身体機能訓練と組み合わせたプレハビリテ−ションは術後合併症を予防し,身体的活動性の早期自立,早期退院を実現する.術後肺合併症とその前段階である術後肺機能低下は区別して考える.術後肺機能低下は,その出現を明らかに予想することができるため,リハビリテーション治療の対象として考えたい.周術期の気道クリアランスにおいては,疼痛や創部安静の必要性から排痰介助テクニックは行いづらいので,自己排痰法の術前習得が鍵となる.
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