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特集 急性期の重症呼吸不全に対するリハビリテーション治療アップデート
5 急性期の重症呼吸不全におけるリハビリテーション科医の役割
Physiatrist's Role in Rehabilitation for Severe Respiration Failure
蜂須賀 明子
1
,
二宮 正樹
1
,
徳永 美月
1
,
佐伯 覚
1
Akiko Hachisuka
1
,
Masaki Ninomiya
1
,
Mizuki Tokunaga
1
,
Satoru Saeki
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
ICU-AW
,
PICS
,
COVID-19
,
早期リハビリテーション
,
チーム医療
Keyword:
ICU-AW
,
PICS
,
COVID-19
,
早期リハビリテーション
,
チーム医療
pp.376-382
発行日 2021年4月18日
Published Date 2021/4/18
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- 参考文献 Reference
要旨 近年,重症疾患による治療でICUへ入室後,急性に左右対称性の四肢筋力低下を呈する病態がICU acquired weakness(ICU-AW)として知られる.また,ICU在室中から退院後に生じる身体機能・認知機能・精神機能の障害について集中治療後症候群(post-intensive care syndrome:PICS)という概念が提唱され,ICU-AWはPICSの身体機能障害に含まれる.ICU-AWやPICSは,重症呼吸不全患者においてもADLやQOLを低下させることから,適切な診断や治療,予防が重要である.今回COVID-19など最新の知見を含めて,ICU-AWやリハビリテーション科医の役割について解説する.
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