Japanese
English
特集 心不全の心臓リハビリテーションUp To Date
3 心不全患者の運動耐容能評価の実際とエビデンス
The Actual Evaluations of Exercise Capacity in Heart Failure Patients and Its Evidence
折口 秀樹
1
Hideki Origuchi
1
1地域医療機能推進機構九州病院健康診断部
キーワード:
運動耐容能
,
心不全
,
高齢者
,
評価方法
,
フレイル・サルコペニア
Keyword:
運動耐容能
,
心不全
,
高齢者
,
評価方法
,
フレイル・サルコペニア
pp.1131-1135
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 運動耐容能の評価は『急性・慢性心不全診療ガイドライン』で示されるように,問診や治療方針決定・運動制限の鑑別・予後規定因子の最高酸素摂取量のための心肺運動負荷試験(CPX)は推奨度クラス1のエビデンスがある.しかしながら,高齢心不全患者が増える中,CPXがそぐわないフレイル・サルコペニア症例が増えている.このため,実用的で簡便な評価法が望まれるのも事実である.
上記状況を踏まえてCPXによる心不全評価の概略を述べるとともに,高齢心不全患者に適した簡便な運動耐容能評価方法として6分間歩行距離(6MWD),ハーフサイズマスター負荷試験について解説し,運動負荷を使用しない方法として呼吸筋の知見を述べる.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.