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特集 心不全の心臓リハビリテーションUp To Date
1 心不全の心臓リハビリテーションの現状と問題点
Current Status and Challenges of Cardiac Rehabilitation for Heart Failure
牧田 茂
1
Shigeru Makita
1
1埼玉医科大学国際医療センター心臓リハビリテーション科
キーワード:
心臓リハビリテーション
,
心不全
,
フレイル・サルコペニア
,
疾病管理
,
包括的
Keyword:
心臓リハビリテーション
,
心不全
,
フレイル・サルコペニア
,
疾病管理
,
包括的
pp.1118-1125
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 日本の人口は減少していくが,心不全患者は今後も増加し続けて2030年には130万人に達すると推測されている.心不全患者には,高血圧,糖尿病,慢性腎臓病,心房細動といった合併症が高率に認められ,特に高齢心疾患患者では,フレイルやサルコペニアの合併が予後や再入院に大きくかかわることが明らかとなっている.したがって,心不全患者の身体機能を高め,自立できる体力を維持すること,患者や家族への教育や疾病管理・療養支援が重要であり,ここに心臓リハビリテーションがかかわる意義がある.心不全に対する心臓リハビリテーションの体力向上・予後改善・再入院予防効果は明らかなので,わが国で広く普及することが望まれる.
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