Japanese
English
特集 膠原病および類縁疾患のリハビリテーション医学・医療
5 皮膚筋炎・多発性筋炎のリハビリテーション医学・医療
Rehabilitation Approach for Dermatomyositis and Polymyositis
染矢 富士子
1
Fujiko Someya
1
1金沢大学医薬保健研究域保健学系
キーワード:
筋炎
,
クレアチンキナーゼ
,
副腎皮質ステロイド薬
,
筋力低下
,
徒手筋力テスト
Keyword:
筋炎
,
クレアチンキナーゼ
,
副腎皮質ステロイド薬
,
筋力低下
,
徒手筋力テスト
pp.710-714
発行日 2020年8月18日
Published Date 2020/8/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 皮膚筋炎・多発性筋炎はいずれも自己免疫性炎症性疾患で,リハビリテーション治療がかかわるのは,筋炎症状としての四肢近位筋や体幹の筋力低下,嚥下障害などである.また,間質性肺炎や治療薬としての副腎皮質ステロイド薬の投与による筋力低下についても対応することになる.リハビリテーション治療としての筋力トレーニングを行うタイミングは,投薬によりクレアチンキナーゼ値が低下し始めれば,値が正常化していなくても,徐々に開始し,セルフケアにかかわる動作練習を加えることが可能と考えられている.筋力の回復には1年以上かかることがあり,治療薬維持期に長期間のリハビリテーション治療が必要となる症例もある.
![](/cover/first?img=mf.6002201976.png)
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.