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特集 膠原病および類縁疾患のリハビリテーション医学・医療
6 膠原病に伴う間質性肺疾患と呼吸リハビリテーション
Pulmonary Rehabilitation for Interstitial Lung Disease Associated with Connective Tissue Disease
伊豆蔵 英明
1
,
海老原 覚
1
Hideaki Izukura
1
,
Satoru Ebihara
1
1東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科
キーワード:
膠原病
,
間質性肺疾患
,
呼吸困難
,
非薬物治療法
,
呼吸リハビリテーション
Keyword:
膠原病
,
間質性肺疾患
,
呼吸困難
,
非薬物治療法
,
呼吸リハビリテーション
pp.715-720
発行日 2020年8月18日
Published Date 2020/8/18
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要旨 膠原病は全身多臓器を侵す疾患群であり,呼吸器においても多彩な疾患を合併する.特に,間質性肺炎の合併は,予後や治療方針にかかわるため重要である.原疾患の膠原病によって間質性肺炎の合併頻度,病型や予後が異なる.一方,慢性呼吸器疾患に対する呼吸リハビリテーションの有用性は論を俟たないが,近年,間質性肺炎に対してもその臨床的重要性が増している.膠原病に伴う間質性肺炎については,その特性を確認したうえで,呼吸リハビリテーションを実施することが望ましい.間質性肺炎は,難治性の進行性疾患であり,臨床像が多様であるため,呼吸リハビリテーションの適応や方法についてさらなるエビデンスを構築する必要がある.
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