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特集 肢体不自由児におけるリハビリテーション医学
5 肢体不自由児におけるリハビリテーション治療—手術療法
Rehabiltitation Medicine for Children with Disabled : Sugrical Therapy
伊藤 順一
1
Junichi Ito
1
1心身障害児総合医療療育センター整形外科
キーワード:
小児
,
障害児
,
手術
,
療育
,
リハビリテーション治療
Keyword:
小児
,
障害児
,
手術
,
療育
,
リハビリテーション治療
pp.604-611
発行日 2020年7月17日
Published Date 2020/7/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 肢体不自由児のリハビリテーション,療育を実践していくときには,内在する運動発達を誘導し,成育を阻害する解剖生理学的異常を取り除くことが必要である.治療にあたっては,幼児期は保存的に対応し,成長終了までに悪化が予測されるものに関しては,児の環境,生理的な状態も評価して手術の適応,タイミングを計画するとよい.また,認識されていない脆弱な部分が隠れていることもあるため,手術にあたっては,事前にリハビリテーション入院や十分な検査の後に手術を計画する.症例が少ない領域で,患児ごとの多様性があることから,経験のある術者の執刀,十分な術後のリハビリテーション治療が大切である.
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