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特集 脊髄損傷に対するリハビリテーション医療—実践と挑戦—
8 慢性期脊髄損傷に伴う完全四肢・対麻痺患者に対する随意的歩行訓練—T-HAL法(Heterotopic Triggered HAL method)
Voluntary Gait Training for Complete Quadri/Paraplegia Patients Due to Chronic Spinal Cord Injury : T-HAL Method(Hetrotopic Triggered HAL Method)
清水 如代
1
,
門根 秀樹
2
,
久保田 茂希
3
,
安部 哲哉
4
,
上野 友之
1
,
羽田 康司
1
,
山崎 正志
4
Yukiyo Shimizu
1
,
Hideki Kadone
2
,
Shigeki Kubota
3
,
Tetsuya Abe
4
,
Tomoyuki Ueno
1
,
Yasushi Hada
1
,
Masashi Yamazaki
4
1筑波大学附属病院リハビリテーション科
2筑波大学附属病院未来医工融合研究センター
3筑波大学医学医療系運動器再生医療学寄附講座
4筑波大学医学医療系整形外科
キーワード:
HAL:Hybrid Assistive Limb®
,
T-HAL法
,
生体電位センサ
,
動作解析
,
運動学習
Keyword:
HAL:Hybrid Assistive Limb®
,
T-HAL法
,
生体電位センサ
,
動作解析
,
運動学習
pp.560-564
発行日 2019年7月18日
Published Date 2019/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脊髄損傷に伴う下肢麻痺患者に対するリハビリテーション治療として,歩行支援ロボットが臨床応用されている.
ロボットスーツHAL®は,装着者の神経筋活動を感知できる生体電位センサをもつ外骨格型装着ロボットである.微弱な筋活動であっても,本センサにより感知し・関節運動補助ができる点が,他のロボットにない最大の特徴である.われわれは,本来の主動筋ではない残存筋をトリガーとして選択することで,麻痺患者の運動意図に沿った随意的な麻痺肢訓練(T-HAL法)を考案した.本稿では,慢性期脊髄損傷完全麻痺患者を対象に行った随意的歩行訓練について概説する.
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