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特集 重複障害とリハビリテーション医療
1 重複障害—定義,現状,リハビリテーション医学・医療の留意点
Multimorbidity and Multiple Disabilities (MMD) : Definition, Present Status, Tips for Rehabilitation in the Era of MMD
上月 正博
1
Masahiro Kohzuki
1
1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野東北大学病院リハビリテーション部
キーワード:
重複障害
,
内部障害
,
包括的リハビリテーション
Keyword:
重複障害
,
内部障害
,
包括的リハビリテーション
pp.812-817
発行日 2018年10月18日
Published Date 2018/10/18
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要旨 わが国は世界一の超高齢社会となり,重複障害という課題に直面している.重複障害者の中では内部障害と肢体不自由の重複が最も多い.このことは,内部障害リハビリテーション医学・医療がリハビリテーション医学・医療関連職種の精通すべき基本領域になったことを意味する.重複障害時代のリハビリテーション医学・医療を担うには,各臓器に特異的な問題とともに,脳・心・肺・骨関節などの臓器連関を考慮することが必要である.そのためには,リハビリテーション医学・医療従事者は,循環・腎・呼吸・代謝疾患の病態生理と障害,心電図,呼吸機能検査,血液ガスデータなどの基本的理解や心・腎・肺・脳・骨関節などの臓器連関の理解が必要である.
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