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特集 心不全の心臓リハビリテーションUp To Date
8 重複障害を有する心不全患者のリハビリテーション医療
Rehabilitation for Heart Failure Patients with Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD)
上月 正博
1,2
Masahiro Kohzuki
1,2
1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野
2東北大学病院リハビリテーション部
キーワード:
定義
,
包括的リハビリテーション
,
留意点
,
生命予後
Keyword:
定義
,
包括的リハビリテーション
,
留意点
,
生命予後
pp.1162-1167
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 重複障害の定義と特徴,重複障害を有する心不全患者のリハビリテーション医療の留意点について述べた.重複障害患者も重複障害を有する心不全患者も近年激増しており,リハビリテーション医療でも大きな割合を占めつつある.重複障害を有する心不全患者のリハビリテーション医学・医療を担うには,各臓器に特異的な問題とともに,心・腎・肺・脳・骨関節などの臓器連関を考慮することが必要である.そのためには,リハビリテーション医学・医療従事者は,単にADL評価に留まらずに,循環・腎・呼吸・代謝疾患の病態生理と障害,心電図,呼吸機能検査,血液ガスデータなどの基本的理解や心・腎・肺・脳・骨関節などの臓器連関の理解が必要である.
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