Japanese
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特集 内部障害のリハビリテーション—拡がる対象疾患とエビデンス—
1 内部障害リハビリテーションの現状と展望
Rehabilitation for Visceral Impairment : Present Status and Future Perspectives
上月 正博
1
Masahiro Kohzuki
1
1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野
キーワード:
内部障害
,
重複障害
,
生命予後
,
再発防止
,
予防医学
Keyword:
内部障害
,
重複障害
,
生命予後
,
再発防止
,
予防医学
pp.818-822
発行日 2016年11月18日
Published Date 2016/11/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 内部障害には,心臓機能障害,腎臓機能障害,肝臓機能障害,呼吸機能障害,膀胱・直腸機能障害,小腸機能障害,ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害がある.内部障害者数は急増し,身体障害者総数の30%を超えた.特に最近の増加率は非常に高く,内部障害者増加分は身体障害者増加分の93%を占めている.このように,内部障害リハビリテーション(以下,リハ)はすでにリハ医学・医療の基本領域になっており,重複障害リハでも役割が大きい.また,内部障害リハのゴールは単に在宅生活復帰や復職だけではなく,機能障害増悪,疾患再発防止,生命予後の延長を含むものであり,究極の理想的な医学・医療であるといっても過言ではない.
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