Japanese
English
特集 回復期リハビリテーション医療からの発信
3 回復期リハビリテーション医療における脳卒中患者の歩行獲得
Acquiring Independence of Gait during Convalescent Rehabilitation in Patients with Stroke
大高 洋平
1
Yohei Otaka
1
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
キーワード:
片麻痺
,
転倒
,
歩行
,
装具
,
学習
Keyword:
片麻痺
,
転倒
,
歩行
,
装具
,
学習
pp.296-299
発行日 2018年4月18日
Published Date 2018/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 脳卒中患者の回復期において,歩行獲得は象徴的な目標である.歩行が困難な患者においては,道具(装具,歩行補助具,懸架・懸垂装置,ロボットなど)の使用,個別リハビリテーション以外の訓練機会をつくる病棟運営としての工夫,などにより歩行訓練量を十分に確保することが重要である.歩行の習熟段階に応じて,歩行課題としての難易度を調整し,患者の学習が進むようにする.歩行獲得過程で生じる転倒には十分な配慮が必要であり,細やかで適切な自立度の設定が必要である.さらに,歩行自立には,歩行動作そのもの以外の関連動作の習得が必要であり,そのことを念頭に置き評価や訓練を進める.
Copyright © 2018, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.