Japanese
English
特集 装具療法再考
装具による対麻痺の歩行再建
Orthotic Approach for Reconstruction of Walking in Paraplegia.
才藤 栄一
1
,
馬場 尊
1
,
水野 雅康
1
,
鈴木 美保
1
,
金田 嘉清
1
Eiichi Saitoh
1
,
Mikoto Baba
1
,
Masayasu Mizuno
1
,
Miho Suzuki
1
,
Yoshikiyo kanada
1
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Fujita Health University
キーワード:
対麻痺
,
歩行
,
装具
,
FES
,
HAS
Keyword:
対麻痺
,
歩行
,
装具
,
FES
,
HAS
pp.41-48
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108281
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二足歩行再建の意味
対麻痺者の歩行再建というテーマは,現在,筆者らが進めている研究課題の1つであり,この小論では多くの主張したいことがある.今,「Cyborg」という概念がSFの世界から現実のものへと変わりつつあり,リハビリテーション医(physiatrist)は,そこで重要な役割を担うことになると考えているからである.特に,「街中を歩く人間」を観察し,理解し,介入するには,生理学だけで十分ではなく,物理的諸法則を含む環境と運動・行動との関係を知る運動学,そしてそれを操るリハビリテーション医の存在が必要である.
ここでは,礼儀正しいレビューをせずに,われわれの考えている歩行再建の大づかみな道筋を提示して,その責任を果たしたい.
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