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特集 運動療法の可能性
6 がん患者
Cancer Patients
村岡 香織
1
Kaori Muraoka
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
がんのリハビリテーション
,
運動
,
アドヒアランス
Keyword:
がんのリハビリテーション
,
運動
,
アドヒアランス
pp.215-219
発行日 2018年3月16日
Published Date 2018/3/16
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 がん患者は,がん種・治療時期によって異なる問題点をもつが,治療中から治療後にかけての倦怠感は頻度が高い愁訴である.運動療法は,倦怠感やその原因となる心肺機能や身体活動性の改善に有効であり,その他にもさまざまなアウトカムに関して有効性が示され,行うことが強く勧められている支持療法である.運動療法の処方の基本は他の疾患と同じであるが,運動療法の必要性を患者に理解してもらうこと,治療時期や患者の状態により,実施方法や負荷量を細かく調整することが,高いアドヒアランスを保ち,より高い効果を出すために重要である.
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