Japanese
English
誌上シンポジウム 転移性骨腫瘍―治療の進歩
転移性骨腫瘍の緩和医療
Palliative Care for Metastatic Bone Tumor
城山 晋
1
Susumu JOYAMA
1
1大阪府立成人病センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Diseases
キーワード:
緩和医療
,
palliative care
,
疼痛緩和
,
pain relief
,
がんのリハビリテーション
,
rehabilitation for cancer patients
Keyword:
緩和医療
,
palliative care
,
疼痛緩和
,
pain relief
,
がんのリハビリテーション
,
rehabilitation for cancer patients
pp.683-687
発行日 2013年7月25日
Published Date 2013/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102762
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近年の分子標的治療薬を中心とした抗腫瘍薬の選択肢の拡大や,新技術の導入による放射線治療の適応の拡大により,再発や遠隔転移・多発転移があっても,長期生存可能な場合は少なくない.したがって,骨転移に起因した症状を緩和・コントロールし,機能障害を最小限にとどめることは増え続ける骨転移患者にとって重要な問題である.手術・薬物療法・放射線治療などのがんを制御する治療の他に,オピオイドを中心とした鎮痛薬の使用による疼痛緩和,リハビリテーションによる機能改善・維持により終末期まで良好なADL・QOLが保たれることが望ましい緩和医療であると考える.
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