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特集 疼痛とリハビリテーション
5 複合性局所疼痛症候群の診断と治療
Diagnosis and Treatment of Complex Regional Pain Syndrome
木村 浩彰
1
Hiroaki Kimura
1
1広島大学病院リハビリテーション科
キーワード:
複合性局所疼痛症候群
,
CRPS
,
神経因性疼痛
Keyword:
複合性局所疼痛症候群
,
CRPS
,
神経因性疼痛
pp.610-614
発行日 2016年8月18日
Published Date 2016/8/18
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- 参考文献 Reference
要旨 外傷や手術後に四肢の激しい疼痛や腫脹を生じることは,反射性交感神経性ジストロフィーや肩手症候群として知られており,近年,複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome,以下CRPS)として名称が統一された.CRPSの原因は不明で,早期診断と治療が重要である.CRPSの診断は,外傷や不動化の既往と原因から想像できない疼痛,浮腫,皮膚血流変化からなる世界疼痛学会の診断基準が知られているが,鑑別診断のための診断基準も報告されている.CRPSを疑う状況が発生すれば,確定診断を待つことなく直ちに投薬や神経ブロック,リハビリテーションなどの集学的治療を開始すべきである.
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