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特集 小児リハビリテーション—その歴史と各疾患への対応,未来への展望について—
2 小児リハビリテーション分野で使用する評価尺度について
Instruments for Evaluation in the Field of Pediatric Rehabilitation
近藤 和泉
1
Izumi Kondo
1
1国立研究開発法人国立長寿医療研究センター機能回復診療部
キーワード:
小児リハビリテーション
,
判別的尺度
,
評価的尺度
,
モデリング
,
脳性麻痺
Keyword:
小児リハビリテーション
,
判別的尺度
,
評価的尺度
,
モデリング
,
脳性麻痺
pp.353-358
発行日 2016年5月18日
Published Date 2016/5/18
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- 参考文献 Reference
要旨 評価尺度は,それが使われる目的によって,判別的尺度,予測的尺度および評価的尺度に分けられ,目的に応じた使われ方がされるべきである.この中で評価的な尺度はRaschモデリングにより,予後予測,ショートゴールの設定などの臨床的な決定に関わる有用な尺度に変貌しつつある.脳性麻痺(cerebral palsy,以下CP)はわが国の小児リハビリテーションの歴史が始まって以来,その中心的な対象となってきたが,現在,CPに使われているのはgross motor function measure(GMFM), gross motor function classification system(GMFCS), functional independence measure for children(WeeFIM)およびpediatric evaluation of disability inventory(PEDI)などである.これらの評価尺度が臨床でどのように使われつつあるかを概説した.
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