連載 高次脳機能障害に対する認知リハビリテーションの技術・第2回
ジョブコーチとの連携支援によって就労が定着した外傷性脳損傷の1例
菅原 光晴
1
,
前田 眞治
2
,
原 麻理子
3
1清伸会ふじの温泉病院
2国際医療福祉大学大学院リハビリテーション学分野
3国際医療福祉大学福岡保健医療学部
キーワード:
ジョブコーチ支援
,
連携支援
,
認知リハビリテーション
,
復職
,
外傷性脳損傷
Keyword:
ジョブコーチ支援
,
連携支援
,
認知リハビリテーション
,
復職
,
外傷性脳損傷
pp.158-161
発行日 2016年2月18日
Published Date 2016/2/18
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はじめに
高次脳機能障害のリハビリテーション(以下,リハ)において就労は最も大きな目標の一つであり,生活を営んでいくうえで収入を確保し,社会の一員としての地位を保証する重要な活動である.しかし,高次脳機能障害により就労が困難な事例も多く,就労を達成し定着していくためには,各支援機関の専門性を生かした連携支援が重要である.今回,外傷性脳損傷により高次脳機能障害を伴った症例に対して,医療機関とジョブコーチによる連携支援が図れ,復職が可能となった事例の経過を報告し,復職に至った要因について考察する.
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