Japanese
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特集 高次脳機能障害のリハビリテーション—回復の可能性—
5 中等度〜重度障害の外傷性脳損傷に対する認知リハビリテーション
Cognitive Rehabilitation for Individuals with Moderate or Severe Traumatic Brain Injury
山里 道彦
1
Michihiko Yamasato
1
1筑波記念病院精神科
キーワード:
外傷性脳損傷
,
び漫性軸索損傷
,
前頭葉機能不全
,
認知リハビリテーション
,
EBM
,
evidence based medicine
Keyword:
外傷性脳損傷
,
び漫性軸索損傷
,
前頭葉機能不全
,
認知リハビリテーション
,
EBM
,
evidence based medicine
pp.292-297
発行日 2016年4月18日
Published Date 2016/4/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 外傷性脳損傷(traumatic brain injury,以下TBI)はび漫性軸索損傷を伴う場合,回復期以降に症状が深刻化する傾向があり,認知リハビリテーション(以下,リハ)の介入が重要である.Ciceroneらは,認知リハに関する論文を総括し,有効な介入のエビデンスを3段階に分けて示し,中等度〜重度障害のTBIに対して,メタ認知訓練,外的補助手段の利用,実践的なコミュニケーション技術の習得,自己モニタ法,全人的包括的アプローチを,最も高い推奨レベルとした.エビデンスが検証されたこれらの介入のエッセンスを捉え,実際の臨床の場で応用・工夫を加えていくことが,リハ担当者には求められる.
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