第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎ポストポリオ症候群(PPS)と社会
ポストポリオ症候群装具製作における工夫
宇野 秋人
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1東名ブレース株式会社営業部
pp.697-700
発行日 2015年11月18日
Published Date 2015/11/18
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はじめに
幼少期にポリオ感染症(急性回灰白髄炎)に罹患し,いったんは回復するが,そのポリオ経験者に生じる新たな機能障害,いわゆるポストポリオ症候群(post-polio syndrome,以下PPS)1,2)が報告されている.
国内でポリオ感染症が流行したのは1950〜60年代前半であり3),現在その当時罹患した者が50〜70歳代となり,新たなPPSの発症は生活,活動へ大きな影響を与える.社会生活も確立し,自身の生活様式で自立してきた者にとって,このPPSの発症は大きな問題となる.
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