Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
疾患編
ポリオ後症候群:装具療法
Orthoses for Post-Polio syndrome.
横串 算敏
1
1札幌医科大学リハビリテーション部
キーワード:
ポリオ後症候群
,
装具療法
Keyword:
ポリオ後症候群
,
装具療法
pp.1225-1228
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109930
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
1980年代から欧米を中心にポリオに関連した二次障害,ポリオ後症候群(post-polio syndrome,以下PPS)が報告されるようになった.PPSは罹患後数十年の症状安定期を経て,新たな筋疲労,筋萎縮,痺痛が現れ,ポリオ罹患者の日常生活,社会生活に新たな障害をもたらすものである1,2,4,6).日本では大流行から40年を経て,現在この問題が顕在化している.
本稿では,われわれが北海道で行ったポリオ罹患者のアンケート調査をもとに,①ポリオ罹患者の装具使用の現状と問題点,②PPS患者への装具処方の際の注意点について述べる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.